SLもおか
 
重連運転
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1998-2001年

2003年

2005年

貨物や客車等の列車を牽引する場合、通常1両の機関車で列車牽引する。ところが、例えば長い列車編成や登坂勾配走行のため、より大きな牽引力が必要となり、機関車1両だけでは力不足となる場合がある。その場合、補助機関車として2両ないし、3両の機関車で列車を牽引して運行する。その機関車を連ねて運行する形態を「重連」と呼ぶ。

真岡鐵道では平成10年に2両目のSL、C11325を導入したことにより、SL2両での運行が可能になった。以来、年間で最大8ないし9回の割合で運行日指定ながらC11325とC1266による重連運転を実施してきた。本来、真岡鐵道線は天矢場付近を除き全般的に勾配の少ない平坦な路線であり、客車3両での運行は機関車1両で十分である。真岡鐵道での重連運転はイベントのためである。近年は、C11325のJR東日本への貸し出しの機会が多くなったこともあってか、真岡鐵道線における重連運転の機会が狭まってきている。

SLもおかの重連運用基本編成
真岡鐵道線におけるSL重連運転は区間や上下運行で変則性がある。これまでの運用を列車ごとに次に紹介する

6100回送(下館←真岡)

車両基地がある真岡駅から6001列車始発の下館へ回送するための編成。両SLとも逆機でプッシュプルという珍しい編成

6001列車(下館→茂木)

下館発茂木行きの下り列車。C11が先頭の前補機となる。この編成で茂木まで行く。

6002列車(真岡←茂木)

茂木発の上り列車。両SLとも茂木駅の転車台で方向転換し前向き。C12が先頭で前補機となる。真岡までの編成となる。

6002列車(下館←真岡)

下館行き上り列車の真岡以降の編成。6002列車は真岡駅に到着するとすぐに前補機のC12を切り離してしまう。C12は側線から庫へ移動。C11が先頭になり、DE10が後補機に連結される。なお、下館駅到着後、折り返しの真岡駅回送(6103列車として客扱い)はこの編成のままDE10先頭で真岡へ向かう。

 

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