JR東日本の企画イベントによりJR上越線、高崎―水上間をＣ５８３６３牽引の快速「Ｃ５８やすらぎ号」が走った。C58363にＥＬのEF6019を次位補機に従え、ジョイフルトレイン「やすらぎ」6連を牽引した。やすらぎの牽引による試運転が2000/12/21-22に、営業運転が24-25日に実施された。

やすらぎ

ＪＲ東日本高崎運転所（群馬県）に所属していた展望車付き和風お座敷客車。1986年4月に大宮工場にて12系客車をベースに改造された。専用牽引機のEF6019（現在、唯一本線上を走行できるEF60形電気機関車）とともに外装色を白地に赤と青のストライプ塗装でコーディネイトされていた。団体運用を目的に誕生したが、一般のイベント快速運用で走ることもあった。車体の老朽化もあって2001年3月31日のさよなら運転をもって引退した。

なお、ＪＲを引退したやすらぎ車輌は6両とも、わたらせ渓谷鉄道へ売却され、さよなら運転の翌週までに足尾方面へ回送された。