号機関車

東武宇都宮線おもちゃのまち駅前
(壬生町)

取材時期:2001年1月

【看板説明】永遠なれ蒸気機関車

ここ栃木県おもちゃのまち駅に、なつかしいSLがやって来ました。この5号蒸気機関車は大正・昭和の二代、半世紀の長きにわたり、かぎりないロマンを乗せて走りつづけ、輸送の大任を果たして参りました。そして第一線を引退後、“Tomix”という鉄道模型を製造している、当おもちゃ団地内のトミー工業株式会社栃木事業所構内に、保存されておりました。しかしこのたび、より多くの人々に親しんでいただく為に、この場所に移し静態保存されることになりました。この保存のために御協力いただいた、東武鉄道株式会社ならびに、トミー工業株式会社に対し深く感謝するとともに、御覧なる皆様の心の中に、いつまでもこのSLが生き続けることを願うものであります。

1982年12月 輸出玩具工場団地協同組合

5号蒸気機関車は、1921年(大正10年)栃木県の宇都宮石材軌道(株)(昭和6年東武鉄道(株)へ合併)が日本車輌製造(株)より購入しました。その後、東武鉄道のNo.58をへて、1938年(昭和14年)に鹿島参宮鉄道(株)(現・関東鉄道(株))の竜ヶ崎線へ移動し、1970年(昭和45年)頃まで使用されました。動揺改善が目的と思われるヘンシェル形の変形と言える従輪付きで、C1の軸配置は日本車輌製造(株)でつくられた数多くの蒸気機関車の中でも現存する最古のものと言えましょう。(看板説明より)

主要諸元(看板説明より)

気筒径×行程:330mm×451mm
使用圧力:12.66kg/cm2
火床面積:0.88m2
伝熱面積:48.59m2
(煙管:44.32m2/火室:4.27m2)

運転整備重量:29.97t
水槽容量:4.54m3
燃料搭載量:1.185t
最大寸法(長×幅×高):
8312mm×2642mm×3454mm
動輪径:914mm

管理 輸出玩具工場団地協同組合
土地提供 東武鉄道株式会社
機関車提供 トミー工業株式会社
(以上、展示場の看板記述より)

【保存場所の地図】

後方より見る。雨曝しによる跡が目立つ。

前部アップ。製造元を示す日本車輌のプレートにNAGOYAの名が見えた。

サイドタンクの脇から見たボイラー下部は腐食から外板の一部が剥がれ落ちていた。

弁、走り装置まわり。あちこちに腐食が目立つ。

運転台内部。外回りに比べ比較的奇麗だった。

後方連結器部。左側にTOMY、右側に日本車輌の復元時(昭和54年)のプレートが付けられていた。

展示場所全景。東武宇都宮線おもちゃのまち駅東口広場に鎮座している。    

関東鉄道時代のNO.5機関車(田駄雄作さま提供)


昭和44年4月29日の5号機の走行写真。竜ヶ崎駅から500mくらい入地駅寄り。DLが検査の為、本務機となった日とのこと。

左画と同時期撮影。竜ヶ崎駅構内でのカット。頼んで庫の4号機を5号機で引き出してもらったとのこと。奥手に旧竜ヶ崎駅舎が見える。

左画と同時期撮影。写真は佐貫駅構内。5号機は昭和45年頃までDLの予備機として現役でした。貨車の入れ換えで常磐線のホームまで入線していました。

 5号機関車の型式や詳細経歴などまだ不明な点もあります。情報お持ちの方はぜひお寄せ下さい。